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【渋谷 改造車】BGMを切ったら街が主役になった。ワイドボディR35、Liberty WalkのS15、駅前の赤いチェイサーJZX100
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【渋谷 改造車】BGMを切ったら街が主役になった。ワイドボディR35、Liberty WalkのS15、駅前の赤いチェイサーJZX100

BGMはなし。アイドリングの低音、頭上を通る電車、そして路肩に並ぶワイドボディのGT-R、Liberty WalkのシルビアS15、赤いチェイサー、R34が2台。今回は渋谷の街そのものにしゃべってもらった。

いつもならリールに曲を乗せる。でも今回は、あえてBGMなしでアップした。聞こえるのは、スクランブル交差点を転がるタイヤの音、頭上をガタゴト通過する電車、そして路肩をそろそろ進むワイドボディの日産GT-R R35のドロドロという低音だけ。夜の渋谷でクルマを眺めるとどんな音がするのか、気になっていた人はこれが答えだ。海外から来た僕らにとっては、この「音」こそが一番の観光名所だった。

【一枚で渋谷】青いS15と、信号待ちのRX-7

この街を一枚で説明するなら、この写真。スクランブル交差点から数メートルの路肩に、深いブルーの日産シルビアS15。深リムの5本スポークでベタッと低く、社外のフロントバンパーにハチマキ(フロントガラスのバナー)付き。その後ろで青信号を待っているのが、オレンジ×黒のVeilSide Fortune風ボディをまとったマツダRX-7だ。そう、『ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT』でハンが乗っていたあの姿。2006年のあの映画で、渋谷は世界中のクルマ好きの聖地になった。20年たったいまも、キャストはちゃんと現場に来ている。

S15は最後のシルビアで、生産は1999年から2002年。SR20DETとショートホイールベースのおかげで、日本ではいまもドリフトとストリートの中心にいる。このS15は、僕らが東京で見た中でもトップクラスにきれいな一台だった。

【豆知識】今夜の顔ぶれ

  • 日産シルビアS15:1999〜2002年、SR20DET
  • 日産GT-R R35:2007年から販売、現代でも屈指のロングセラー
  • トヨタ・チェイサーJZX100:1996〜2001年、ツアラーVは1JZ-GTEターボの直6
  • マツダRX-7:VeilSide Fortune風ボディ

【ワイドボディ】赤いR35は「GAIJIN TUNED」

リアに大型ウイング、トランクにGAIJIN TUNEDの文字を入れた赤いワイドボディの日産GT-R R35。夜の渋谷を流す
リアに大型ウイング、トランクにGAIJIN TUNEDの文字を入れた赤いワイドボディの日産GT-R R35。夜の渋谷を流す

続いて登場したのがR35。深い赤のボディにボルトオンのオーバーフェンダー、スワンネックのウイング、そしてスカイライン時代からGT-Rの証である丸4灯テール。トランクには「GAIJIN TUNED」の文字。外国人の僕らとしては、ちょっと親近感がわく(笑)。R35は2007年から売られていて、現代のスポーツカーとしては異例の長寿モデル。保証がとっくに切れたR35がどうなるのか、その答えを見られるのが渋谷だ。

【人だかり】Liberty WalkのシルビアS15、Speed Mafiaカラー

オレンジ×白のリバリーにSPEEDMAFIA、LIQUI MOLY、MINI GTのデカール、LIBERTY WALKのウイング、青いアンダーネオンを光らせる日産シルビアS15のリア。渋谷にて
オレンジ×白のリバリーにSPEEDMAFIA、LIQUI MOLY、MINI GTのデカール、LIBERTY WALKのウイング、青いアンダーネオンを光らせる日産シルビアS15のリア。渋谷にて

人の足を止めたのは、こっちのS15。オレンジ×白のボディで、サイドにはSPEEDMAFIA、ウイングにはLIBERTY WALK、リアピラーにLB TOKYO、バンパーにはLiqui MolyとMini GTのデカール、ディフューザーを青いアンダーネオンが照らしている。Liberty Walkは加藤渉さん率いる日本のチューナーで、ボルトオンのワイドボディキットで世界に名前を広めた。このS15は、まるで同社のショーカーみたいな仕上がりだ。歩道にずらっと並んでスマホを向ける人たちの姿が、すべてを物語っていた。

【今夜のベスト】渋谷駅前の赤いチェイサーJZX100

夜の渋谷駅前、こちらに正面を向けて停まる赤いトヨタ・チェイサーJZX100
夜の渋谷駅前、こちらに正面を向けて停まる赤いトヨタ・チェイサーJZX100

僕らのベストショットは、いちばん静かな瞬間だった。赤いトヨタ・チェイサーJZX100が、こちらを向いてただ停まっている。背後には光る渋谷駅のガラス張りの通路。細いヘッドライト、チェイサーらしい細身のグリル、低い車高。それ以外は何もない。JZX100チェイサーは1996年から2001年の生産で、ツアラーVなら1JZ-GTEターボの直6。トヨタの4ドアセダンをドリフトの伝説に変えたエンジンだ。その音をもっと聞きたい人はトヨタ・チェイサーJZX100 ツアラーVの記事へ。

【R34が2台】縦列のスカイライン

丸テールとGT-Rエンブレムの青い日産スカイラインGT-R R34。夜の渋谷の路肩に停まり、前には黄色いクーペ
丸テールとGT-Rエンブレムの青い日産スカイラインGT-R R34。夜の渋谷の路肩に停まり、前には黄色いクーペ

そしてR34が2台。トランクにGT-Rのエンブレムを付けた青い日産スカイラインGT-Rと、その横に黒い5本スポークを履いた白いR34クーペ。渋谷で鼻先と尻をくっつけて並ぶR34、何度見ても飽きない。ハコスカからR35までの系譜をまとめて見たい人は東京で出会った日産スカイラインをどうぞ。

【昼の部】Acuraのローライダー

いわゆるJDMだけじゃないのも渋谷の懐の深さ。別の日の昼間には、クロームホイールにグリーンがかったガラスの金色のAcuraセダンが、店の前をゆっくり流していった。投稿のキャプションは「Not your typical JDM - Acura Lowrider」。動画が小さすぎてここには載せられないけど、渋谷はどんなスタイルも受け入れる、という証拠には十分だ。

【まとめ】渋谷は、耳で楽しむ

渋谷でクルマを見るなら、立ち止まって耳をすますのが正解。リールの最後は、低いガード下を電車がすべっていくシーンで終わる。東京でこれ以上の締めくくりはない。ここまでの道のりは恵比寿から渋谷への東京ナイトウォーク、同じ街の寒い季節は冬の東京、昼のスーパーカーパレードは明治神宮外苑の日曜日で。

写真・動画:One Breath Pictures

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